第二次選考あと一歩作品
『それでも私を愛してくれますか』 河野 裕治
結婚間近と思っていた美由紀からいきなり別れを告げられた克己。失意のなか、バーチャルで女性とコミュニケーションがとれるという「ヘヴンズガール」という店に通うようになる。ある日、新入りだと紹介された女の子が美由紀であったことから、克己はふたりの別れの真実を知る……。
よくあるとはいえ「バーチャル世界での恋愛」という設定にチャレンジした点には高評価が集まりました。高い文章力にも肯定的な意見が出ましたが、女性の心理が描き切れていない、SFの設定を生かし切れていない、という意見もあり、今回は通過には至りませんでした。
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