• 『ニコ』 森 しずく
  • 選評
  • 19歳の美貌の女性なのに、心は5歳で止まってしまっているニコと、幼なじみの大樹との不思議な関係。ニコは果たして、幼児退行のフリをしているのか、それとも本当に5歳児のままなのかという大樹の心の揺れでストーリーを引っぱっていく。だが、ラストまでその謎がはっきりと明かされずに大樹がニコとの別れを告げるのは、いささか消化不良。
  • 昨年の応募作の「時間管理人」のように、ヒロインの逃避行といったドラマチックで骨太の筋立てが欲しかった。
 
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