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第8回 日本ラブストーリー大賞

大賞 『LOVE GENE~恋する遺伝子~』/著者:相戸結衣(応募時筆名:愛戸結衣)

※書籍化にあたり『さくら動物病院』と改題いたしました。

優秀賞 『アパートメント・ラブ』/著者:蒼井ひかり

※書籍化にあたり『進め!枯れ女(カレージョ)』と改題いたしました。

第8回日本ラブストーリー大賞にて見事大賞に輝いたのは、相戸結衣(応募時筆名:愛戸結衣)さんの『LOVE GENE~恋する遺伝子~』。相戸さんは昨年初頭から恋愛小説サイトやブログにて自作小説を発表されるなどの活動をされていたとのこと。まだ書き始めて数年とは思えない安定した筆力と構成力が高く評価され、今回、大賞受賞に至りました。

受賞作『LOVE GENE~恋する遺伝子~』は、獣医師・桜小路美姫の仕事と恋愛をパワフルに描いたエンターテイメント作。通称「さくら先生」こと桜小路美姫は、美人で明るい性格ながら、動物のこととなると相手がドン引きするのも構わずウンチクを語ってしまうという、ちょっと天然で魅力的なキャラクター。さくら先生の恋愛譚はもちろんのこと、現役の獣医師監修によるという動物の知識も興味深く、大賞受賞の弾みとなりました。

また今回、惜しくも大賞受賞は逃したものの、今の時代の恋愛をよく描けているということから、『アパートメント・ラブ』に優秀賞を授与することになりました。休日は家でだらだらと過ごしている干物女・秋月杏奈の隣の部屋にイケメンの元同級生・広田一颯が越してくる、というところから始まる本作は、時代を反映した文章のセンスや会話のリアリティに高い評価が上がり、優秀賞受賞に至りました。