第二次選考あと一歩作品詳細

『ホップ・ステップ・ガール』 東堂 光希

 『ホップ・ステップ・ガール』は、両親の離婚によって別々に育てられた小学校6年生の泉谷桜子と高梁れいあの、恋と家族関係を描いた成長の物語。
 「構成がしっかりしていて読み手を飽きさせない」、「文章がリズミカル」、「登場人物の性格づけが、脇役にいたるまでしっかりなされている」等、作品としての完成度の高さを評価する声が集まりました。
 いっぽう、主人公たちが小学生から中学生という設定に対し、「恋愛小説の読者が12歳の主人公に共感するのは難しいのでは」、「小学生が大人びているのが不自然」という意見も多く、通過には至りませんでした。また、「文章力、構成力とも高いので、次回は主人公が読者と同年代くらいの小説にトライしてみたらどうか」という意見もありました。

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