選考委員紹介
最終選考委員
柴門 ふみ (さいもん・ふみ)
1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部哲学科在学中より弘兼憲史のアシスタントを務め、1979年「クモ男フンばる!」でデビュー。リアルな女性像を描く漫画家として、女性から圧倒的な支持を得る。『あすなろ白書』 『東京ラブストーリー』などテレビドラマ化され、時代を代表するラブストーリーとなった作品も多数。「恋愛の神様」の異名を持ち、恋愛の教科書と絶賛された著書 『恋愛論』も70万部を超える大ベストセラーに。『新・同棲時代』 『非婚家族』 『お仕事です!』など作品多数。最近では「華和家の四姉妹」をコミックモーニングに連載中。近著に 『ぶつぞう入門』『恋する文豪』などがある。
石田衣良 (いしだ・いら)
1960年東京都生まれ。成蹊大学経済学部卒。広告制作会社勤務、フリーのコピーライターなどを経て、1997年に『池袋ウエストゲートパーク』でオール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。2003年、『4TEEN』で第129回直木賞を、『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を受賞。テレビなどのコメンテーターとしても活動し、映画『LOVE MY LIFE』(2006年)にも出演するなど、活動の場をさらに広げている。近著に『Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク7』、『14歳の本棚 初恋友情編』などがある。
白井恵美子(しらい・えみこ)
紀伊國屋書店・新宿南店 書店員歴11年目。担当は文学新刊書、女性作家。寄稿、掲載誌などは、『東京タワー』帯文、『PHPカラット』プロの流儀など。読書傾向は、仕事柄新人作家に目が行きがちだが自己啓発書やビジネス本も好き。
上村祐子(うえむら・ゆうこ)
丸善・丸の内本店 書店員歴9年目。丸善・丸の内本店2F一般書売り場担当。文藝書ブックアドバイザー。第134回芥川賞受賞作『イッツ・オンリートーク』(絲山秋子/文春文庫)解説、雑誌・新聞など書評の仕事も多数。「恋愛」は読むのも、するのも大好き。絶対に運命のヒトが現れると信じて疑わない28歳独身。
審査選考委員
梅村 千恵 (うめむら・ちえ)
有限会社スタジオイプセ・ライター。本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)、『日経ウーマン』(日経ホーム出版社)、『この文庫がすごい!』(宝島社)、『文蔵』(PHP文庫)などで、本に関する文章を執筆中。All About Japanで「話題の本」のガイドも務める。
國岡 克知子 (くにおか・かちこ)
1981年に図書館流通センター(TRC)に入社。87年から98年まで、同社が発行する「週刊全店案内」の編集長を務める。独立後は編書房を設立し、『出版クラッシュ!?』(安藤哲也、 小田光雄、 永江朗著)、『超激辛 爆笑鼎談・「出版」に未来はあるか?』(井家上隆幸、 永江朗、安原顕著)など、多くの書籍を出版している。
坂梨 由美子 (さかなし・ゆみこ)
編集者。(有)希林館代表。熊本大学国語国文学科卒。『話の特集』の編集者をつとめた後、独立。単行本の編集、出版の他、紀行文や書評などの執筆も行っている。
下森 真澄 (したもり・ますみ)
大学在学中からフリー。著書に、恋愛エッセイ『素直に好きと言えなくて』『ずっと一緒にいたいから』(大和書房)など。『この文庫がすごい!』(宝島社)、北海道新聞などで書評を執筆。
高嶋 千帆子 (たかしま・ちほこ)
編集者。さまざまなサブカルチャー誌、エンタテインメント誌 で編集者をつとめた後、フリーエディターとして活躍。現在、 自ら編集・執筆を手がけた『プロ論。』『プロ論。2』(徳間 書店)が累計40万部を突破するベストセラーに。
広坂 朋信 (ひろさか・とものぶ)
評論家。恋愛論をはじめ、宗教論、教育論、中国史観などジャンルを問わず縦横無尽に評論活動を展開。また、怪談研究家としても『東京怪談ディテクション都市伝説の現場検証』 『怪談の解釈学 異界シリーズ 』(希林館)などの著書がある。
ボブ内藤/方南ぐみ (ぼぶないとう/ほうなんぐみ)
編集プロダクション方南ぐみ所属。劇団方南ぐみ取締役。編集者、ライター。演劇のみならず、ビジネスや旅、グルメなど専門分野は浅く広く。テレビ、ラジオ、書籍、雑誌などで活躍している。著書に『東京ゴーストスポット(内藤孝宏名義)』などがある。選考にはプロダクションとして参加。また大賞の運営にも参加。