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『ラブレプシー』 小島 有紗
恋をすると胸が痛くなる奇病「ラブレプシー」に侵された東京。
ホストである主人公のシンイチはしかし、未だに胸が痛くなったことがない。
そんなシンイチの前に現れた自称・エムは、Mだけにシンイチに尽くそうとする。尽くされても未だ、「ラブレプシー」にはかからないシンイチだったが、生活を共にするうちに徐々に胸に痛みを覚えるようになっていく。
そんな中、「ラブレプシー」はウイルス性のものだと判明する。それを知ったシンイチは、エムにも教えるが、そのときからエムの様子がおかしくなり始める。エムは「ラブレプシー」に対抗するワクチンとして存在していたのだ。
- 町口
僕だけが○なんですね。これは破綻してるんだけど、印象に残ったという意味で。最後まで「カフーを待ちわびて」とどっちを○でどっちを△にしようか迷ったんですけど。
- 三村
すごい対比ですね。
- 町口
でも残すべき作品とは思わない。
- 内藤
僕は病気というアイディアは面白いなと。そのワンアイディア。
- 神田
病気に関する考えがすごく浅くて、最初ホルモンとかいろいろな説があって、後半ウイルスであることがわかって、その違いって何なのっていったら、たぶん細部まで考えていないので作品から読みとれない。
- 町口
うん、そうですね。
- 神田
ラブレプシーという病気を鍵にしたいんだったらもっと考えて書いて欲しいですね。
- 内藤
抗体というのがどう働いて病気が根絶されるのかというのが浅いですけどね。
- 町口
枚数も短すぎだよね。もうちょっと書けると思うけど。
- 神田
症状にも特に面白みがなくて、恋をすると心臓が三三七拍子を打つ、とかだったら“へぇー”くらい思うんだけど、胸が痛くなるというのが、何か新しいの? って。私は固定観念に縛られていると思いました。
- 暁
せっかくホストとかも出てくるのに。
- 神田
ホストも全然想像で書いているリアリティのないホストだし。ホストを取材して書けとはいわないし、リアリティがないならリアリティがないなりの完結のさせ方というのがあるんだけれど、そこら辺は短いこともあって書き込みが足りないのかな、と。
- 町口
ラストがひどいね。絵夢、M……ときた瞬間にガクッてくるね。
- 三村
へにょっと(笑)。
- 内藤
ダジャレオチというやつですね。